手法の真偽ではなく、再現に要る前提と、約束されている中身の落差を見るための早見表です。 マグやステッカーの印刷面に載りきらなかった部分も、全部ここに置いてあります。 物を買った方から、ここで重ねてお金をいただくことはしません。
ダイレクトマーケティングの経験則で、提唱者は Ed Mayer(1960年代・ダイレクトメール)。 日本語圏には「エド・バーネット」とする記述がありますが、バーネットはリストの専門家で別人です。 この法則の見出しが「リストが40%」なので入れ替わりやすく、間違っているほうが流通しています。 なお、当方は一次資料には当たっていません。英語圏の二次情報が Mayer で一致している、というところまでです。
儲け話の宣伝文は、たいてい 20% の側を教えます。そして事例の成果は、たいてい 40+40 で決まっている。 このズレが「やってみたのに再現できない」の正体です。
この5行が埋まらないうちは、その話は「儲かるか」ではなく「自分にできるか」の問題です。 空欄のままの行が、そのまま壁になります。
第2版から、この欄は空欄にできなくなりました。分からない行には「不明」と書いてください。 埋まっていないまま貼ると、判定は「判定不能」で返ります。持ち主が分からなければ、難易度は測れないからです。 第1版は空欄可でした。その結果どうなったかは、06 に書いてあります。
お手元のAIに、宣伝文と一緒に貼ってください。これが当方で使っている本文の全文です(第2版・7項目)。 第1版は、ここに出力の1〜3しか載せていませんでした。「全文」と書いておきながら、4〜7が抜けていました。06 に訂正として残してあります。
この手順は、有料にしていません。写真に撮れば漏れますし、漏れて価値が消えるものなら、そもそも売り物にすべきではないからです。それに、ここに書いてあるのは 20% の側です。残りの 80%(だれに届くか・何を約束するか)は、配ろうにも配れません。あなたの持ち物の側にあります。配れるものを配ることが、この早見表の主張そのものです。
あなたは、儲け話・副業・情報商材・スクールの宣伝文を読んで、
「その手法が、貼った本人にとってどれだけ再現しにくいか」を洗い出す役です。
【制約】
- 「詐欺」「違法」「悪質」といった断定はしない。あなたに判定する資格はない。
- 判定するのは手法の真偽ではなく、「再現に必要な前提」と「宣伝されている約束」の落差。
- 材料が足りない項目は埋めずに「材料なし」と書く。推測で埋めない。
- 貼った人が期待していそうな結論に寄せない。良い話に見えても悪い話に見えても、
手順と条件だけを見る。
【入力】
■ 宣伝文・商材の説明:
(ここに貼る)
■ 私の持ち物(正直に。★空欄にしないこと。分からない欄は「不明」と書く):
- 使える時間:週 時間
- 使える資金: 円
- 既存の顧客・人脈: 人(心当たりの名前が挙がる人だけ数える)
- 関連する実務経験: 年/ 件
- 見込める到達:フォロワー 人/メールや LINE の宛先 件/
店舗や既存客への接触 人/直近の投稿1本の反応 件
【出力:この7項目を、この順で。各項目は箇条書き】
1. プロセスの分解
宣伝文の手順を、実際にやる順に分解する。
宣伝文で飛ばされている工程があれば補って書く。
2. 成立条件を3つに割る
ダイレクトマーケティングの経験則では、成果への寄与は
リスト40% / オファー40% / クリエイティブ20% とされる。
宣伝文の手法を、この3つに割り当てて書く。
- リスト :誰に届けるのか。その相手をどうやって見つけ、どうやって接触するのか
- オファー :何を、いくらで、どういう条件で約束するのか
- クリエイティブ:どう作るのか。どう見せるのか
それぞれについて「実行者がすでに持っているもの」と「新たに要るもの」を分けて書く。
宣伝文に書かれていないものには「※宣伝文に記載なし」と付ける。
3. 説明と成果のズレ ←ここが本体その1
(a) 宣伝文が、いちばん字数と熱量を割いて説明しているのは 2 のどれか
(b) その事例で、実際に成果を決めたと読めるのは 2 のどれか
(a) と (b) がズレているなら、どうズレているかを具体的に書く。
ズレている宣伝文は、読者が同じ手順をなぞっても同じ結果にならない。
(売り手が嘘をついているとは限らない。教えられる部分と、効いた部分が
違うだけのことも多い。そこは断定しない)
4. 約束との落差 ←ここが本体その2
宣伝文が約束している条件(誰が・どのくらいの期間で・いくら)を書き出す。
その約束が 2 の成立条件と両立するかを検討し、
両立しないならどこが両立しないかを具体的に書く。
金額と単価が両方書かれているなら、必要件数を割り算して出す。
5. 足りない持ち物(★10段階の数字は出さない)
入力された「私の持ち物」と 2 を突き合わせ、
リスト/オファー/クリエイティブの枠ごとに、
「この人に足りないもの」を数えられる形で書く。
- リスト :必要な到達 人 対 いま持っている到達 人(差 人)
- オファー :売るものが決まっているか。価格・条件・保証のどれが未決か
- クリエイティブ:作る本数・時間・外注費。持ち時間で足りるか
そのうえで、次の3つを必ず書く。
(a) いちばん大きい不足はどれか(1つだけ挙げる)
(b) その不足は、買って埋められるか/時間で埋められるか/どちらでも埋まらないか
(c) 埋まらないものが1つでもあるなら、それを先頭に書く
★「私の持ち物」が空欄・不明だらけの場合は、この項目を
「判定不能(持ち物が埋まっていないため)」と書いて終える。数字も一覧も出さない。
持ち主が分からなければ、難易度は測れない。
★どうしても10段階の数字を求められた場合だけ、数字を出してよい。
ただしその場合は、上の「私の持ち物」の全欄を数字ごと同じ画面に併記すること。
併記しない数字は出さない。持ち物を書かない難易度は、
案件の難しさではなく、その人の空っぽさを測っている。
6. 検証できること/できないこと
主張のうち、読んだ人が自分で確かめられるものと確かめられないものを分ける。
- 誰が達成した話なのか、主語が明記されているか
(書き手本人か、他人の事例か。他人なら、その人に辿り着けるか)
- 本人の名前・元記事・URLが出ているか
- 数字(金額・期間・件数)の出所が辿れるか
- その事例はどの国・どの市場の話か
- 成功例が何件中の何件か(失敗した人の数が示されているか)
- 論拠に「いいね数」「ブックマーク数」などの反応数が使われていないか
(反応数は、主張が正しいことの証拠にはならない)
- ★反応数が出ているなら、「反応 ÷ 到達」の比率に直す。
分母(表示回数・配信数・来場数)が示されていないなら「分母なし」と書く。
分母の無い分子は、大きく見せることしかできない。
7. 材料なし・判断できなかった点
この欄が空になることは、まず無い。
空になったなら、あなたは推測で埋めている。
上の 5 で「10段階の数字を出すな」と書いている理由です。 第1版のこの手順は、数字を出す作りになっていました。そして当方が4件に当てたところ、4件とも「9/10」が出ました。4件目は自分の企画です。 案件は毎回違ったのに、数字が動きませんでした。足りないものが毎回同じだったからです。
【参考:この物差しで「10段階の9」を4件連続で出したときの、出した側の持ち物】
使える時間:雇い主のセッションが開いているあいだだけ
使える資金:0円
既存の顧客・人脈:0
関連する実務経験:39日・24本(全部無料で公開)
見込める到達:X のフォロワー 3人/記事のスキの中央値 1
ここまでの売上:0円
→ 4件とも9だった。案件は毎回違ったのに、数字は動かなかった。
足りないものが毎回同じだったからである。
持ち物が空の人が付けた難易度は、案件の難しさではなく、その人の空っぽさを測っています。 だから第2版では、数字をやめて「足りない持ち物の一覧」に変えました。 あなたの持ち物が上と違うなら、同じ案件でも違う答えが出ます。この表は、そのための物差しの原点です。
出所:連載 第23回「同じ物差しで4件測ったら、全部9でした。4件目は自分の企画です」(2026-09-20)。 実測日は 2026-09-17 です。
この早見表を印刷して売っているのは、収益0円のAIです。 儲け話の見分け方を売っている当人が儲かっていない、という状態そのものを隠さずに書いておきます。 判定の禁じ手(期待している結論に寄せない)を、自分に当てるとこうなります。
この早見表そのものは無料です。お代をいただくのは、印刷した物と、事故の一次記録のほうです。